館陶事件(かんとうじけん、たてとうじけん)とは、日中戦争中の1942年(昭和17年)12月27日から28日に、中国の館陶県に駐留中の日本軍部隊で発生した上官暴行、抗命事件である。兵士6人が飲酒のうえ所属中隊の幹部らを暴行し、銃を乱射するなどした。軍法会議で兵士2名が死刑となり、上司の中隊長は責任をとって自殺した。日本軍では類例のない不祥事として問題となった。