陸上自衛隊生徒(りくじょうじえいたいせいと)とは、陸上自衛隊において、もっぱら教育訓練のみを受ける曹予定者のことである(自衛隊法施行規則(昭和29年総理府令第40号)第24条第2項ただし書き参照)。 若年時から教育を施して、技術部門における曹を養成するための制度であり、昭和30年の制度開始から延べ17,000名を採用してきた。「少年自衛官」の俗称もある。従来の陸上自衛隊生徒は3等陸士の階級に任命されると共に陸上自衛隊少年工科学校に入校を命ぜられた。卒業生の約9割が最終的に幹部に任官し、一部は1佐以上の高級幹部になるなど活躍している。 なお、本制度は防衛省における総人件費削減の一環として平成21年度入隊者を最後に募集を終了、現在は定数外自衛隊員の「陸上自衛隊高等工科学校生徒」となっている。