運用要求F.155(Operational Requirement F.155)は、イギリス軍需省によって出された、超音速爆撃機からイギリスを守るための要撃機の仕様である。 核弾頭搭載可能なソ連の爆撃機の脅威に関しては、すでに1955年には認識されており、運用要求F.155は超音速要撃機を1962年に運用開始することを計画したものであったが、1957年のイギリス防衛白書によって計画が中止された。この白書は、防衛予算の大幅見直しを行い、大陸間弾道弾との戦略的脅威と、高高度爆撃機が低空侵攻攻撃機に置き換えられるとし、それに対応できないとして、ほとんどすべての有人戦闘機の開発がキャンセルされた。