進徳丸(しんとくまる)は日本の船舶であり、練習船として使用された、4本マストの帆船である。 神戸高等商船学校の練習船として関東大震災の翌年の1924年に竣工し、帆船練習船として約21年、汽船練習船として約16年間、約1万1900名の船員を養成した。航海距離は約52万9000マイルに及んだ。 第二次世界大戦での被弾、炎上、着底、引き上げを経て、1963年3月31日に廃船となり、神戸港に係留されていたが、1967年に神戸商船大学キャンパス内に陸揚げされ、保存された。 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により大被害を受け、復旧・修理が不可能だったので1996年3月末までに解体された。跡地には2005年11月5日に進徳丸メモリアルという記念館が建てられた。進徳丸メモリアルには船首、機関部、マスト、船長公室等が残され見学が可能。