迦旃延(かせんねん、梵:Mahākātyāyana マハーカーティヤーヤナ、巴:Mahākaccāna マハーカッチャーナ)は、釈迦の十大弟子の一人であり、論議第一と称せられる。 摩訶(まか、Mahā=「偉大なる」の意)を冠して摩訶迦旃延、大迦旃延などとも呼ばれる。彼の名前は、経典などにより表記が著しく異なるが、主なものとしては音訳としては摩訶迦多衍那、婆帝梨迦、大迦旃延、大迦多衍那、大迦多演那などが、意訳としては好肩、文飾、大剪剔種男、大浄志などがあげられる。なお、「迦旃延」とは、婆羅門種の十姓の一つであり、姓を以って名としている。