『近江国風土記』(おうみのくにふどき)は、近江国の風土記。逸文であるため、内容は『』などの二次資料によるしかない。現存する風土記の逸文の中では、唯一、「古老(ふるおきな)の伝へて曰ひしく」といった伝承体である。 断片的な文の中で特筆すべきは、長浜市(旧伊香郡)の余呉湖に伝わる羽衣伝説と竹生島の伝承に言及している箇所である。