第四次イタリア戦争(だいよじイタリアせんそう)は、イタリア戦争の一部である。 フランス王フランソワ1世と神聖ローマ皇帝およびスペイン王カール5世が、北イタリアの領土、主にミラノ公国をめぐって戦った。フランス軍が北イタリアに侵攻した一方、スペイン軍がフランスに侵攻した。1538年6月18日、ニースの和約が締結され、フランスがトリノを得た以外はイタリアの版図はほとんど変わらなかった。戦争を通してスペインのイタリアに対する統制が強まり、イタリア独立の時代は終わった。フランスとスペインは決定的に仲違いして、以降は長きにわたる敵対の時代に突入した。一方、フランスに味方したオスマン帝国はフランスと蜜月関係となった。