第55回スーパーボウル(Super Bowl LV)は、2021年2月7日にフロリダ州タンパ・レイモンド・ジェームス・スタジアムで開催されたNFL・2020年シーズン王者を決める試合。NFC王者のタンパベイ・バッカニアーズとAFC王者のカンザスシティ・チーフスが対戦し、31対9でタンパベイ・バッカニアーズがカンザスシティ・チーフスを破った。 本大会は当初、ロサンゼルス大都市圏のカリフォルニア州イングルウッドのSoFiスタジアムで開催される予定であった。しかし、スタジアム完成が遅れる可能性が指摘され、開催までに十分な使用実績を積めない懸念が生じたため、2017年6月、前年の開催地決定時に最終選考まで争ったフロリダ州タンパ・レイモンド・ジェームス・スタジアムに開催地を変更した。 スーパーボウル開催地のチームは、過去54回で1度もスーパーボウルに進出することができなく、「スーパーボウルの呪い」として語られるNFLを代表するジンクスの一つとなっていたが、本大会でタンパベイ・バッカニアーズがスーパーボウル開催地のチームとして初めてスーパーボウルへの出場を果たした。 また、今回スーパーボウル史上初の女性レフェリー(サラ・トーマス)が登場し、ダウンジャッジとして審判団に加わった。