第10期棋聖戦(だい10き きせいせん)は、1985年(昭和60年)に開始され、前年の第9期まで3連覇中の趙治勲と、挑戦者小林光一名人による挑戦手合七番勝負が1986年1月から行われ、小林が4勝2敗で棋聖位を獲得した。この七番勝負の直前に趙は交通事故で大怪我を負い、異例の車椅子での対局となった。小林は前年の名人戦で趙を破ったのに続いての趙からのタイトル奪取となった。