第9期棋聖戦(だい9き きせいせん) 囲碁の第9期棋聖戦は、1984年(昭和59年)に開始され、前年の第8期まで2連覇の趙治勲と、挑戦者武宮正樹九段による挑戦手合七番勝負が1985年1月から行われ、実利派と大模様派の対決を趙治勲が4勝3敗で制して棋聖位を防衛、3連覇を果たした。この七番勝負第一局はタイトル戦の初の海外対局として、趙の故郷韓国のソウルで行われて、熱狂的な歓迎を受けた。