空き巣(あきす)とは、窃盗や強盗の手口の一つで、家人が留守中の家屋に侵入して金品を盗むこと、またはそれを行う者のことをいう。空巣狙いともいう。 これとは逆に、家人が在宅中の家屋に忍び込んで金品を盗むこと、またはそれを行う者のことを、居空き(いあき)という。また居空きのうち、特に家人が就寝中の家屋に忍び込んでこれを行うこと、又はそれを行う者のことを、忍込み(しのびこみ)という。 空き巣・居空き・忍込みを総称して、住宅対象侵入窃盗(じゅうたく たいしょう しんにゅう せっとう)という。住宅対象侵入窃盗の約3分の2を空き巣が占め、侵入窃盗の中で最も多い犯罪である。 現行の住宅対象侵入窃盗犯罪を指す空き巣は、大正から第二次世界大戦前に犯罪常習者間で用いられた「ネライ」、「ヒルトビ」、「日中」等と同義の隠語のひとつとされる。