福武電気鉄道デハ20形電車(ふくぶでんきてつどうデハ20がたでんしゃ)は、福井鉄道の前身事業者で、後の福井鉄道福武線に相当する路線を敷設・運営した福武電気鉄道が、1933年(昭和8年)より導入した電車である。 福井鉄道発足後の1947年(昭和22年)に形式称号をモハ60形と改め、さらに1968年(昭和43年)に2両が2車体連接車に改造されて160形と形式区分された。モハ60形として残存した車両は1971年(昭和46年)まで、連接車160形に改造された車両は1997年(平成9年)まで、それぞれ運用された。 以下、本項では福武電気鉄道デハ20形として導入された車両群を「本形式」と記述する。