瞬間接着剤(しゅんかんせっちゃくざい)とは、対象物を瞬間的に接着する接着剤である。この記事では、代表的な瞬間接着剤である有機化合物のシアノアクリレート(cyanoacrylate)を主成分としたシアノアクリレート系瞬間接着剤について述べる。 シアノアクリレート系瞬間接着剤は、対象物の片面に点状に付け、もう片方の対象物に押し付け広げられるとすぐに、空気中などの水分に瞬間的に反応して硬化し接着する。さらっとした水状のものが容器に入っている製品が多いが、ゼリー状のものもある。ゼリー状のものは垂れにくいので、垂直面での使用などに使う。日本ではアロンアルフア(製造:東亞合成、発売:コニシ)が、一般にあり得ないもの同士を接着するなどの印象的なテレビCM戦略により、広く一般に普及した。その他大手接着剤メーカーでは、日本初の接着剤を開発したセメダイン製、ドイツの(ヘンケル(Henkel)、アメリカの(Loctite)ブランドで発売などがある。また、近年(2017年現時点)では当初無色だった液剤に染料等での着色をしたものもある。