田村語り(たむらがたり)は、社寺縁起・伝説・説話・物語などにみえる架空の人物坂上田村丸をめぐる言説、および能『田村』・室町物語『鈴鹿の物語』『田村の草子』・奥浄瑠璃『』など田村文芸として結実したものを包括的に対象とする。京都では清水寺の縁起や鈴鹿峠などに、東北では達谷西光寺の縁起や達谷窟毘沙門堂並びになどに起源を持つ。