高丸(たかまる)は、鎌倉時代に記された清水寺の創建伝承に登場する陸奥国の伝説上の人物。南北朝時代には諏訪大社の縁起に取り込まれ、安倍氏悪事の高丸、安倍高丸などの名前で記された。また室町時代には御伽草子などの文学作品にも引用され、悪事の高丸、近江の高丸、明石の高丸など鬼として語られた。