玉頭位取り(ぎょくとうくらいどり、英: King's Head Vanguard Pawn)は将棋の戦法の一つ。主に対振り飛車戦で使用される。特に中飛車相手に有効とされる。戦法の歴史は古く、元禄時代の民間棋士、望月勘解由(望月仙閣)が指しているが、専ら対振り飛車戦の主流戦法として流行したのは昭和、特に1970年代と思われる。 1981年12月から1982年11月末日までの統計で居飛車対振飛車対抗系のうち、中飛車の対局は総計144局で、そのうち玉頭位取りは、対中飛車では14局と比較的多く指されている。