深見藩(ふかみはん)は、江戸時代前期の徳川綱吉の時代に短期間存在した藩。石高は1万石。相模国高座郡深見村(現在の神奈川県大和市深見)の領主であった旗本の坂本重治が、1682年に寺社奉行に就任した際一挙に7800石の加増を受けて成立したが、のちに綱吉の勘気を蒙り、加増分を没収された。 大名としての存続期間は7年足らずであったが、坂本家は家康の関東入国以来幕末まで深見村付近の領主を務めている。本項では前後の時期もあわせて言及する。