桓公の後継者争い(かんこうのこうけいしゃあらそい)は、紀元前643年から紀元前642年まで発生した斉での内戦である。斉の桓公の息子たちが王位(公位)をめぐって互いに戦った。この内乱は、斉の混乱といくつかの外部勢力の介入を招くこととなった。桓公が意図した後継者である姜昭(後の孝公)が勝利を収めるまで、姜昭の4人の兄弟が公位をめぐって陰謀を企て続け、何十年にもわたって斉を襲うこととなる、後継争いに至った。その結果、斉は国力が大幅に弱体化し、中原の覇者としての地位を失った。