『東京市史稿』(とうきょうししこう)は東京市及び東京都によって刊行された編年体の史料集。明治44年(1911年)から令和3年(2021年)までに全11篇184巻を刊行し、終刊となった。 本来は東京市の歴史を編纂する事業であったが、江戸時代以前の歴史も参考として収められることとなり、実際にはこちらが内容の大半を占めている。 昭和18年(1943年)の東京都制施行後、事業は東京都に引き継がれ、1968年以降は東京都公文書館が編纂を継続した。