春の交響曲(はるのこうきょうきょく、Spring Symphony)作品44は、ベンジャミン・ブリテンが1949年に作曲した、3人の独唱者(ソプラノ、アルト、テノール)、混声合唱と少年合唱、管弦楽のための交響曲である。表現の主体は声楽にあり、形式的にはオラトリオあるいは連作歌曲ともいえる。指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーとボストン交響楽団に献呈されている。 全曲は12の楽曲からなるが、古典的な交響曲の楽章に相当する4つの部分に分かれていて、13世紀の作から20世紀のW・H・オーデンのものまで14篇のイギリスの詩が用いられている。 演奏時間は約45分。