建昌路(けんしょうろ)は、中国にかつて存在した路。モンゴル帝国および大元ウルスの時代に現在の四川省西昌市一帯に設置された。 モンゴル帝国時代にはこの一帯はガインドゥと呼ばれており、ラシードゥッディーンの『集史』ではکند/kind、マルコ・ポーロの『東方見聞録』ではGainduと表記されている。漢文史料ではこの一帯の住民を「建都蛮(ガインドゥの蛮)」と呼称し、しばしば大元ウルスに叛乱を起こしたことを伝えている。