帯江鉱山(おびえこうざん、帯江銅山(おびえどうざん)とも)は、明治から大正にかけて岡山県都窪郡中庄村及び早島町で操業していた鉱山。現在の倉敷市中庄・黒崎及び都窪郡早島町早島にかけて存在した。名前に帯江とついているが、旧帯江村域内に鉱区はなかった。 主に黄銅鉱を産出する銅山であり、岡山市東区犬島に存在した犬島精錬所は、本鉱山が産出する銅の精錬を目的として建設された。 鉱山のあった丘陵地の近くを(倉敷川の支流)が流れており、児島湾との間で容易に製品搬出や資材運搬できたことから「わが国に鉱山多しといえども、交通の便、ここに勝るところなし」と称えられることもあった。