安倍 清右衛門(あべ せいえもん、生没年不詳)は、江戸時代中期の仙台藩の人物。商人であったが、藩への献上金によって武士身分に取り立てられ、仙台城下の木町通一番丁西北角に屋敷を構えた。 本業は木綿問屋で、明和3年(1766年)の藩への献金によって家臣となった後、安永2年(1773年)の再度の献金で家禄300石を与えられ、同8年(1779年)に出入司という財政方の職に登用された。天明元年(1781年)10月には3000両の献納により「物置備金主立申次」という役職に任命された。