『天竺熱風録』(てんじくねっぷうろく)は、田中芳樹による歴史小説。小説を原作として伊藤勢によって漫画化されており、こちらも本項で取り扱う。 中国(唐)から天竺(インド・摩伽陀国(ヴァルダナ朝))へ3回(一説では4回)にわたり外交使節として渡航した実在の人物・王玄策が行った貞観21年(647年)からの2回目の天竺行きを主題とした小説。王玄策を始め、登場人物は『旧唐書』や『新唐書』といった史書の中に名前を見出すことはできるが、詳細は記述されておらず、人となりなどは田中の創作によるところが大きい。 あとがきで田中が述べているところによれば、講談を擬した文体を地の文に採用しており、各章の終わりなどは「次回をお読みください」といったような文になっている。これは、中国の明や清時代の章回小説(演義参照)の体であり、現代日本語に翻訳した文体を模したものとなっている。 伊藤勢の作画で漫画版が『ヤングアニマル』(白泉社)に2016年18号(同年9月9日発売)から2019年12号(同年6月14日発売)まで全50話連載。連載第1回の扉絵キャッチコピーは「こんな人物が、本当にいたのか」。

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  • 『天竺熱風録』(てんじくねっぷうろく)は、田中芳樹による歴史小説。小説を原作として伊藤勢によって漫画化されており、こちらも本項で取り扱う。 中国(唐)から天竺(インド・摩伽陀国(ヴァルダナ朝))へ3回(一説では4回)にわたり外交使節として渡航した実在の人物・王玄策が行った貞観21年(647年)からの2回目の天竺行きを主題とした小説。王玄策を始め、登場人物は『旧唐書』や『新唐書』といった史書の中に名前を見出すことはできるが、詳細は記述されておらず、人となりなどは田中の創作によるところが大きい。 あとがきで田中が述べているところによれば、講談を擬した文体を地の文に採用しており、各章の終わりなどは「次回をお読みください」といったような文になっている。これは、中国の明や清時代の章回小説(演義参照)の体であり、現代日本語に翻訳した文体を模したものとなっている。 伊藤勢の作画で漫画版が『ヤングアニマル』(白泉社)に2016年18号(同年9月9日発売)から2019年12号(同年6月14日発売)まで全50話連載。連載第1回の扉絵キャッチコピーは「こんな人物が、本当にいたのか」。 (ja)
  • 『天竺熱風録』(てんじくねっぷうろく)は、田中芳樹による歴史小説。小説を原作として伊藤勢によって漫画化されており、こちらも本項で取り扱う。 中国(唐)から天竺(インド・摩伽陀国(ヴァルダナ朝))へ3回(一説では4回)にわたり外交使節として渡航した実在の人物・王玄策が行った貞観21年(647年)からの2回目の天竺行きを主題とした小説。王玄策を始め、登場人物は『旧唐書』や『新唐書』といった史書の中に名前を見出すことはできるが、詳細は記述されておらず、人となりなどは田中の創作によるところが大きい。 あとがきで田中が述べているところによれば、講談を擬した文体を地の文に採用しており、各章の終わりなどは「次回をお読みください」といったような文になっている。これは、中国の明や清時代の章回小説(演義参照)の体であり、現代日本語に翻訳した文体を模したものとなっている。 伊藤勢の作画で漫画版が『ヤングアニマル』(白泉社)に2016年18号(同年9月9日発売)から2019年12号(同年6月14日発売)まで全50話連載。連載第1回の扉絵キャッチコピーは「こんな人物が、本当にいたのか」。 (ja)
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  • 『天竺熱風録』(てんじくねっぷうろく)は、田中芳樹による歴史小説。小説を原作として伊藤勢によって漫画化されており、こちらも本項で取り扱う。 中国(唐)から天竺(インド・摩伽陀国(ヴァルダナ朝))へ3回(一説では4回)にわたり外交使節として渡航した実在の人物・王玄策が行った貞観21年(647年)からの2回目の天竺行きを主題とした小説。王玄策を始め、登場人物は『旧唐書』や『新唐書』といった史書の中に名前を見出すことはできるが、詳細は記述されておらず、人となりなどは田中の創作によるところが大きい。 あとがきで田中が述べているところによれば、講談を擬した文体を地の文に採用しており、各章の終わりなどは「次回をお読みください」といったような文になっている。これは、中国の明や清時代の章回小説(演義参照)の体であり、現代日本語に翻訳した文体を模したものとなっている。 伊藤勢の作画で漫画版が『ヤングアニマル』(白泉社)に2016年18号(同年9月9日発売)から2019年12号(同年6月14日発売)まで全50話連載。連載第1回の扉絵キャッチコピーは「こんな人物が、本当にいたのか」。 (ja)
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  • 天竺熱風録 (ja)
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