『天璋院篤姫』(てんしょういんあつひめ)は、宮尾登美子による長編歴史小説。1983年(昭和58年)2月25日から1984年(昭和59年)5月1日まで日本経済新聞夕刊に連載、1984年(昭和59年)9月6日に講談社より上下巻で刊行された。幕末から明治維新の激動の世に、薩摩藩の島津家より徳川13代将軍家定のもとに嫁ぎ、短い結婚生活を経て夫の死後も徳川宗家に尽くした天璋院の波瀾に満ちた生涯を描く。 1985年(昭和60年)にテレビ朝日「新春ドラマスペシャル」として、2008年(平成20年)にNHK大河ドラマ『篤姫』としてテレビドラマ化。また、1984年(昭和59年)に東京宝塚劇場で、2010年(平成22年)に明治座で、2011年(平成23年)に博多座で舞台化された。