地球環境変動観測ミッション(GCOM : Global Change Observation Mission、ジーコム)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進めている、人工衛星を利用した地球環境の変動を長期的に観測する計画。国際プロジェクトの全球地球観測システム(GEOSS)10年計画に沿い、10~15年程度の期間、全地球上の降水積雪量や水蒸気量、雲、エアロゾル、植生などの物理データを観測し、そのデータを気候変動予測や気象予測、水や食料資源管理などに利用し、その有効性を実証することを目的としている。 2012年5月18日に最初の観測衛星「しずく (GCOM-W1)」が打ち上げられ、2017年12月23日に2機目の観測衛星「しきさい (GCOM-C1)」が打ち上げられた。