H-IIロケット8号機は、宇宙開発事業団(NASDA)が打上げたH-IIロケットのうち7番目に打ち上げた機体。 1999年11月15日に種子島宇宙センターから運輸多目的衛星1号(MTSAT-1)を搭載して打ち上げたが、1段目エンジンのLE-7が破損し推力を失ったため地上からの指令で破壊、残骸とペイロードは父島の北西約380kmの海中に落下した。打上げ順番の変更で、6号機→5号機→8号機→7号機の順番で打ち上げが予定されていたが、8号機の打ち上げ失敗により7号機はキャンセル、この8号機がH-IIの最終号機体となった。