体育研究所(たいいくけんきゅうしょ)は、戦間期に存在した文部省直轄の体育に関する研究所である。 第一次世界大戦後の世界的な体育研究への関心の高まりを背景として1924年に設立され、他の教育科学に比して立ち遅れていた日本の体育研究の基礎を固める役割を果たした。しかし、1930年代以降の時局の悪化によって研究所としての機能の発揮が困難になって1941年に廃止され、体育指導者養成のための東京高等体育学校に引き継がれた。筑波大学体育専門学群の源流の一つと見なされている。