中村 真木(なかむら まき)は、山口県生まれの日本人芸術家(彫刻家・画家・スペースデザイナー)。国際現代美術界において、主に大理石を素材として、その伝統的技術を通じ、都市の枠組みに注視しながら制作活動をしている。中村の東洋的着想の具体化から「空」を生み出すパラドックスは、禅の思想につながっていると言われている。 中村は「大理石は地球の骨である」と唱え、自然が生んだ素材の緻密さと、その美しさ・力強さに惹かれて、「自然」をテーマに制作している。地球の内部から外に向かって伸びてゆく木々や、植物・風、命の媒体としての水の動きに魅了され「生命力」を題材として、造形の在る生活空間の大切さと、時を超えて未来に生きながらえる「形と表現」を探求している。日本美術家連盟会員。