リュッツオウ (Lützow) は、ドイツ海軍のアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦。同級の第3グループに属す。艦名はプロイセンの軍人ルードヴィヒ・アドルフ・ヴィルヘルム・フォン・リュッツォウから取られている。 1940年4月、ナチス・ドイツは本艦をソビエト連邦に譲渡し、ソビエト海軍のペトロパブロフスク (Петропавловск) となった。未完成のまま浮き砲台としてレニングラード防衛戦に従事する。1944年にタリン (Таллин) と改称した。1953年には練習艦に類別変更されドニエプル (Днепр) と改名、1956年に海上兵舎に改修されてPKZ-112 になった。1958年に除籍された。