ラダマンテュス(古希: Ῥαδάμανθυς, Rhadamanthys, ラテン語: Rhadamanthus)は、ギリシア神話に登場する人物である。ラダマンティス、ラテン語でラダマントゥスとも表記される。ミーノース、アイアコスとともに冥界の審判者を務めるとされる。またエーリュシオンの長であるとも言われる。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』では「金髪のラダマンテュス」と呼ばれている。 ゼウスとフェニキアの王アゲーノールの娘エウローペーとの間に生まれた子で、ミーノース、サルペードーンと兄弟。ただしホメーロスはミーノースとラダマンテュスのみエウローペーの息子としている。スパルタの詩人によれば、ラダマンテュスはクーレースの子タロースの子ヘーパイストスの子であるという。エリュトロス、ゴルテュスの父。アルクメーネーの再婚相手とされる。