ラジオドラマ(英: radio drama、独: Hörspiel)は、音声のみのメディア(主にラジオ放送)上で制作および発表されるドラマのことである。放送劇(ほうそうげき)、オーディオドラマ、サウンドドラマ、声劇(こえげき)とも。他にも、同種の用語としてボイスドラマがあるが、こちらは音系の同人活動やネット声優に関連して製作されるメディアを限定して指すことが多い。詳細はを参照。 テレビが普及していない時代(1960年代まで)における、放送文化の重要なコンテンツであったが、その後は減少傾向にある。 放送番組や、ウェブ上の公開作品として制作されることがほとんどであるが、この項目では放送における広告用に制作されたものも含む。いわゆる「ラジメーション」についても、この項目で扱う。 主に俳優や声優が、声のみで役柄を演じる。聴取者に対し、映像なしで、情景を含む作中世界のイメージをいかに想起させるかが問われるため、演者の能力とともに、演出(効果音の作り方・出し方といった、いわゆる音作り)が重要になる。 脚本は、既に発表されている小説、漫画などを原作とするものもあれば、ラジオドラマ用に特別に書き下ろされるものもある(後述)。