モワ(英語: mowa tree; 学名: Madhuca longifolia)はアカテツ科マドフカ属の高木である。インドを始めとしたアジアに分布し(参照: )、様々な土壌において生育し、岩場にも見られる(参照: )。 本記事では常緑樹である基本種(Madhuca longifolia var. longifolia)と共に変種の落葉樹イリッペ(illipe; マーワ (英: mahwa tree) とも; 学名: Madhuca longifolia var. latifolia)も扱う。基本種とイリッペとの主な違いは常緑か否かという点に関してのほか、形態的には葉の形状に関して見られる(参照: )。なお、基本種と変種をまとめてマフアとして扱う資料も存在し、いずれもマフア・バターなどの名称で知られる油脂()が得られる果実や、花に糖分を多く含むことでよく知られている。いずれの部位も用途が多岐にわたり、特にインドの諸部族においては花から造られた酒が文化的に重要な存在である(参照: )。