モア(Moa)は、ニュージーランドにかつて生息していた鳥類で、古顎類モア目に属する構成種の総称。恐鳥とも言う。最大の種では3メートル近い体高に成長する最大の鳥類であった。足の力を発達させ、前肢は完全に退化し、飛ぶことはできない。現在は全種が絶滅している。 哺乳類が生息していなかったニュージーランド島において、6属10種以上に進化して独自の繁栄を遂げていた。草食性で、当時のニュージーランドには哺乳類がいなかった為、天敵といえるのはハーストイーグル以外には存在していなかったが、マオリ族のニュージーランドへの上陸後、生息地の森林の減少や乱獲により急速に生息数が減少した。