ムーンドッグ(Moondog)として知られた、 ルイス・トーマス・ハーディン(Louis Thomas Hardin、1916年5月26日 - 1999年9月8日)は、アメリカ合衆国の盲目の作曲家、音楽家、詩人で、数種類の楽器の発明者であった。若い頃にニューヨークへやって来た彼は、自らの意思で路上をわが家として生活すると決め、以降30年ほどのニューヨーク生活のうち、20年ほどを路上で過ごした。ほとんどの場合、彼は北欧神話のオーディンを自分なりに解釈して創り出した服を身に付け、自分で選んだお気に入りの場所で人目に触れていた。その尋常ならざる服装や生活様式から、彼は「6番街のヴァイキング」として知られていた。 ムーンドッグを取り上げたドキュメンタリー映画『The Viking of 6th Avenue』が制作中である。