ボビニー裁判 (Procès de Bobigny) とは、フランスのボビニー(セーヌ=サン=ドニ県)で1972年の10月から11月にかけて行われた人工妊娠中絶に関する裁判である。強姦の犠牲者で当時非合法であった中絶手術を受けた未成年者、および中絶の手助けをした彼女の母親ほか3人の女性が裁判にかけられ、被告代理人を務めたのはフェミニスト活動家として知られるジゼル・アリミ弁護士であった。この裁判はメディアで大々的に取り上げられて大きな反響を呼び、人工妊娠中絶の合法化への道を切り開くことになった。