ピリッポイ(古代ギリシア語: Φἱλιπποι/ Philippoi)は、東マケドニア(現ギリシア領)にあった古代都市。紀元前356年にピリッポス2世によって創建され、14世紀にオスマン帝国に征服された後、廃れた。現在の都市フィリッポイ(2011年にカヴァラと合併)は、この都市の遺構近くに位置している。日本語聖書の訳語慣行ではピリピ、フィリピとも。新約聖書の一書『フィリピの信徒への手紙』の宛先としても知られる。その都市遺跡と古戦場跡は2016年に世界遺産リストに加えられた。