ピラールの聖母 (スペイン語: Nuestra Señora del Pilar)は、西暦40年にスペインのサラゴサで起こった聖母の出現である。「ピラール」(Pilar)は柱を意味し、聖母が柱上に出現したことに因んで名付けられた。柱の聖母、柱上の聖母とも呼ばれる。聖母マリアの出現の最初の例で、かつ、唯一の存命中の出現である。 聖地はエブロ川の近くにあるヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂。ピラールの聖母は、スペイン及びヒスパニック世界の守護聖人とされる。