バハラーム1世(Bahram I, ? - 276年)は、サーサーン朝の第4代君主(シャーハーン・シャー、在位:273年 - 276年)。アラビア語・ペルシア語での表記では بهرام Bahrām であり、バハラーム、バフラームと仮名表記される。パフラヴィー語そのものでは wrḥr'n / warhrān(貨幣銘文など)や w'hl'm / wahrām (後代のゾロアスター教文書など)と表記されたため、ワラフラーン、ワルフラーンとも呼ばれる。帝位に就くまではギーラーンの王としてカスピ海南岸一帯を統治していた。