ニンフルサグ(Ninhursag)は、 シュメール神話における大地の女神であり、運命を定める7人の神々に名を連ねる女神である。 基本的には、土地の繁殖・豊穣を司る女神とされるが、シュメール寺院に伝わる聖歌によれば、「天における真に偉大なる女神」とみなされており、歴代のシュメールの王はニンフルサグの「乳により養われた」ともいわれていた。また幾人かのシュメール王にとって守護神となっていた。 角のついた頭飾りに段々のスカートをまとい、肩には矢筒を背負った姿で描かれることが多いが、つながれたライオンの子を伴った姿で描かれることも少なくない。