デ・ハビランド ゴブリン(de Havilland Goblin)は、当初ハルフォード H-1と称された、Frank Halford設計による初期のターボジェットエンジンである。デ・ハビランドが製造したゴブリンは、イギリスの航空機用ジェットエンジンとしては2番目であり、「ガス・タービン」の認定試験に合格した最初のエンジンであった。 ゴブリンはまずデ・ハビランド バンパイアに使用され、続いてP-80 シューティングスターにも搭載されることとなっていたが(Allis-Chalmers J36 としてライセンス生産予定)、生産の遅れから量産機にはロールス・ロイス ダーウェントが採用された。 その他、サーブ 21R、フィアット G.80、デ・ハビランド スワローにも、ゴブリンが採用された。その後、ゴブリンは拡大版であるデ・ハビランド ゴーストと進化したが、モデルナンバーはゴブリンから継続して使用された。