タトラRT6は、かつてチェコのプラハに存在したČKDタトラが製造した路面電車車両(タトラカー)。車軸がない独立車輪式台車がある中間車体を有する3車体連接車で、主電動機や制御装置を搭載した動力台車がある車端部分を除いた部分の床上高さが350 mmとなっている超低床電車(部分超低床電車)として開発された。RT6N1とRT6Sの2形式が製造されたが、双方とも信頼性の低さにより運用を離脱する車両が相次ぎ、2000年にČKDタトラが倒産した結果、少数の生産のみに終わった。