タイの政党 (タイのせいとう)について記す。 タイでは政党は政治的な意見や主義主張およびイデオロギー、政策に基づく集まりと言うよりも、有力な名士を中心にその知り合いや、利益を共有する者の間で結ばれるクラブのような存在であり、近代的な意味での政党とはいえない期間が長かった。このため一時、とんでもない数の政党が存在し、逆に混乱を生んだ。また結成と消滅のサイクルが素早いことも特徴である。 ここ最近の傾向としてタクシンが圧倒的に優勢であると見なされてきたため、タクシン率いるタイ愛国党が周辺勢力を吸収しながらその勢力を広げてきたが、2006年の下院総選挙が無効とされ、さらに2007年5月30日に同党への解党判決が憲法裁判所によって出されたことにより、再び多数の政党が乱立し分極的多党制に近い状況が出現する可能性が高まっている。しかし2007年12月の選挙の結果は予想に反して中小政党が伸びず、国民の力党と民主党による二大政党制の傾向が強まった。