セバスチャン・ローブ(Sébastien Loeb, 1974年2月26日 - )は、フランスバ=ラン県アグノー出身のラリー、レーシングドライバー。シトロエンのエースとして世界ラリー選手権(WRC)において前人未到の9連覇、通算80勝(勝率44%)という金字塔を打ち建てた。2006年の選手権では残り4戦を残し腕を折る怪我をしてしまうが、その前の全てのラリーで優勝か準優勝だったため、タイトルを防衛したという一幕もあった。勝率はもっとも勝率が高かった2008年は15戦中11勝の73%。一線を退いてからもしばしスポット参戦しており、最年長優勝記録(47歳331日)も達成している。 またオールラウンドレーサーとして、ツーリングカーレース、GTレース、耐久レース、ラリークロス、アンドロス・トロフィー、アンドロスeトロフィー、ラリーレイド、エクストリームEなどあらゆるカテゴリにも参戦している。WRC(ラリー)、WTCC(ツーリングカー)、WRX(ラリークロス)、W2RC(ラリーレイド)と合わせて4つものFIA世界選手権でイベント総合優勝を果たした経験のある、現状ただ1人のドライバーである。エクストリームE2021同一ポイント副チャンピオン。エクストリームE2022チャンピオン。他を全く寄せ付けない対応力から『史上最高のドライバー』とよく呼ばれる。