ステロイド外用薬(ステロイドがいようやく、topical steroid)は、ステロイド系抗炎症薬の軟膏剤であり、皮膚外用治療で一般的に使われる医薬品である。薬効成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が使用されている。アメリカ合衆国では7段階、日本では5段階の強さに分類されている。湿疹や虫刺されなどに使われる。真菌やウイルス性の感染症には禁忌であり悪化させる。後続して登場したのは、一部似た副作用を持つタクロリムス軟膏や、ステロイド系の副作用のない非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の軟膏である。 アトピー性皮膚炎に対し、1日2回以上使用しても副作用リスクのみが上がる。効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではなく、病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある。長期に連用すると、細胞数は減少し角質層は薄くなり、塗布部位の色素が脱失する(白くなる)ことがある(ステロイド皮膚症)。顔への長期的な使用ではステロイド誘発性酒さ様皮膚炎になることがあり、使用を中止すると炎症がさらに反跳(リバウンド)するため使用を中止しにくい。

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  • ステロイド外用薬(ステロイドがいようやく、topical steroid)は、ステロイド系抗炎症薬の軟膏剤であり、皮膚外用治療で一般的に使われる医薬品である。薬効成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が使用されている。アメリカ合衆国では7段階、日本では5段階の強さに分類されている。湿疹や虫刺されなどに使われる。真菌やウイルス性の感染症には禁忌であり悪化させる。後続して登場したのは、一部似た副作用を持つタクロリムス軟膏や、ステロイド系の副作用のない非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の軟膏である。 アトピー性皮膚炎に対し、1日2回以上使用しても副作用リスクのみが上がる。効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではなく、病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある。長期に連用すると、細胞数は減少し角質層は薄くなり、塗布部位の色素が脱失する(白くなる)ことがある(ステロイド皮膚症)。顔への長期的な使用ではステロイド誘発性酒さ様皮膚炎になることがあり、使用を中止すると炎症がさらに反跳(リバウンド)するため使用を中止しにくい。 (ja)
  • ステロイド外用薬(ステロイドがいようやく、topical steroid)は、ステロイド系抗炎症薬の軟膏剤であり、皮膚外用治療で一般的に使われる医薬品である。薬効成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が使用されている。アメリカ合衆国では7段階、日本では5段階の強さに分類されている。湿疹や虫刺されなどに使われる。真菌やウイルス性の感染症には禁忌であり悪化させる。後続して登場したのは、一部似た副作用を持つタクロリムス軟膏や、ステロイド系の副作用のない非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の軟膏である。 アトピー性皮膚炎に対し、1日2回以上使用しても副作用リスクのみが上がる。効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではなく、病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある。長期に連用すると、細胞数は減少し角質層は薄くなり、塗布部位の色素が脱失する(白くなる)ことがある(ステロイド皮膚症)。顔への長期的な使用ではステロイド誘発性酒さ様皮膚炎になることがあり、使用を中止すると炎症がさらに反跳(リバウンド)するため使用を中止しにくい。 (ja)
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  • ステロイド外用薬(ステロイドがいようやく、topical steroid)は、ステロイド系抗炎症薬の軟膏剤であり、皮膚外用治療で一般的に使われる医薬品である。薬効成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が使用されている。アメリカ合衆国では7段階、日本では5段階の強さに分類されている。湿疹や虫刺されなどに使われる。真菌やウイルス性の感染症には禁忌であり悪化させる。後続して登場したのは、一部似た副作用を持つタクロリムス軟膏や、ステロイド系の副作用のない非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の軟膏である。 アトピー性皮膚炎に対し、1日2回以上使用しても副作用リスクのみが上がる。効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではなく、病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある。長期に連用すると、細胞数は減少し角質層は薄くなり、塗布部位の色素が脱失する(白くなる)ことがある(ステロイド皮膚症)。顔への長期的な使用ではステロイド誘発性酒さ様皮膚炎になることがあり、使用を中止すると炎症がさらに反跳(リバウンド)するため使用を中止しにくい。 (ja)
  • ステロイド外用薬(ステロイドがいようやく、topical steroid)は、ステロイド系抗炎症薬の軟膏剤であり、皮膚外用治療で一般的に使われる医薬品である。薬効成分として糖質コルチコイドあるいはその誘導体が使用されている。アメリカ合衆国では7段階、日本では5段階の強さに分類されている。湿疹や虫刺されなどに使われる。真菌やウイルス性の感染症には禁忌であり悪化させる。後続して登場したのは、一部似た副作用を持つタクロリムス軟膏や、ステロイド系の副作用のない非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の軟膏である。 アトピー性皮膚炎に対し、1日2回以上使用しても副作用リスクのみが上がる。効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではなく、病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある。長期に連用すると、細胞数は減少し角質層は薄くなり、塗布部位の色素が脱失する(白くなる)ことがある(ステロイド皮膚症)。顔への長期的な使用ではステロイド誘発性酒さ様皮膚炎になることがあり、使用を中止すると炎症がさらに反跳(リバウンド)するため使用を中止しにくい。 (ja)
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  • ステロイド外用薬 (ja)
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