『コーラスライン』(A Chorus Line)は、1975年7月25日に初演されたブロードウェイ・ミュージカル。の原案・振付・演出、マーヴィン・ハムリッシュの音楽による。 舞台はブロードウェイの劇場で、コーラスラインのオーディションに参加するダンサーたちを描く。「コーラスライン」は稽古時に舞台上に描く「線」を指し、コーラス担当で役名が付されないキャストたちが、ダンスなどで越えて全面へ出てはならない「線」である。メインキャストとコーラスを隔てる象徴ともなっている。 1975年の初演から1990年4月28日の千秋楽まで6137回公演して当時最長のロングラン公演記録となり、1976年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞をはじめ9部門を獲得した。ブロードウェイでは『CATS』に抜かれるまで最長のロングラン記録であった。制作に1年を費やした。 2006年10月5日からブロードウェイの・ショーエンフェルド劇場 (Schoenfeld Theatre) でリバイバルされ、759回公演して2008年8月17日にクローズした。 2006年バージョンはオーディションの模様がドキュメンタリー映画として撮影され、日本で2008年10月に『ブロードウェイ♪ブロードウェイ〜コーラスラインにかける夢〜』として公開された。 2009年と2011年に来日公演が行われた。