コンコルディア(ラテン語: Concordia)は古代ローマの協調、相互理解、婚姻の調和の女神である。ギリシア神話のハルモニアーに対応しており、ハルモニアー崇拝との一部ではコンコルディアをアネリス (Aneris) と同一視する。逆の特性を持つ神をディスコルディア (Discordia) と呼ぶ(ギリシア神話ではエリスに対応)。 コンコルディア・アウグスタ(Concordia Augusta、荘厳な調和)の信仰は皇室にとって特に重要視された。皇帝やその家族によるコンコルディアへの奉納はよく行われた。