コアロープメモリ(英: Core rope memory)は、コンピュータのROMの一種である。マサチューセッツ工科大学で設計され、レイセオンが製造し、NASAの初期の火星探査機やアポロ誘導コンピュータ (AGC) で使われた。 当時RAMとして使われていた磁気コアメモリとは対照的に、コアロープメモリ内のフェライトコアは単に変圧器として使われている。あるコアを通るアドレス線に信号が流れると、同じコアを通るデータ線に信号が生じ、二進数の1として解釈され、そのコアを迂回するデータ線には信号が生じず、これは二進数の0と解釈される。AGCでは、ひとつのコアを最大64本の導線が通ることができ、小さな空間で多くのデータを格納できるようになっていた。 記憶密度は16ビットワードを単位として、1,301,800ワード/m3である。比較すると磁気コアメモリは 72,320/m3 だった。

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  • コアロープメモリ(英: Core rope memory)は、コンピュータのROMの一種である。マサチューセッツ工科大学で設計され、レイセオンが製造し、NASAの初期の火星探査機やアポロ誘導コンピュータ (AGC) で使われた。 当時RAMとして使われていた磁気コアメモリとは対照的に、コアロープメモリ内のフェライトコアは単に変圧器として使われている。あるコアを通るアドレス線に信号が流れると、同じコアを通るデータ線に信号が生じ、二進数の1として解釈され、そのコアを迂回するデータ線には信号が生じず、これは二進数の0と解釈される。AGCでは、ひとつのコアを最大64本の導線が通ることができ、小さな空間で多くのデータを格納できるようになっていた。 記憶密度は16ビットワードを単位として、1,301,800ワード/m3である。比較すると磁気コアメモリは 72,320/m3 だった。 (ja)
  • コアロープメモリ(英: Core rope memory)は、コンピュータのROMの一種である。マサチューセッツ工科大学で設計され、レイセオンが製造し、NASAの初期の火星探査機やアポロ誘導コンピュータ (AGC) で使われた。 当時RAMとして使われていた磁気コアメモリとは対照的に、コアロープメモリ内のフェライトコアは単に変圧器として使われている。あるコアを通るアドレス線に信号が流れると、同じコアを通るデータ線に信号が生じ、二進数の1として解釈され、そのコアを迂回するデータ線には信号が生じず、これは二進数の0と解釈される。AGCでは、ひとつのコアを最大64本の導線が通ることができ、小さな空間で多くのデータを格納できるようになっていた。 記憶密度は16ビットワードを単位として、1,301,800ワード/m3である。比較すると磁気コアメモリは 72,320/m3 だった。 (ja)
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  • コアロープメモリ(英: Core rope memory)は、コンピュータのROMの一種である。マサチューセッツ工科大学で設計され、レイセオンが製造し、NASAの初期の火星探査機やアポロ誘導コンピュータ (AGC) で使われた。 当時RAMとして使われていた磁気コアメモリとは対照的に、コアロープメモリ内のフェライトコアは単に変圧器として使われている。あるコアを通るアドレス線に信号が流れると、同じコアを通るデータ線に信号が生じ、二進数の1として解釈され、そのコアを迂回するデータ線には信号が生じず、これは二進数の0と解釈される。AGCでは、ひとつのコアを最大64本の導線が通ることができ、小さな空間で多くのデータを格納できるようになっていた。 記憶密度は16ビットワードを単位として、1,301,800ワード/m3である。比較すると磁気コアメモリは 72,320/m3 だった。 (ja)
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  • コアロープメモリ (ja)
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