ケスメズ(Kišmain、生没年不詳)は、モンゴル帝国領ウイグル王国の王()。 ジュヴァイニーの『世界征服者史』や『集史』ではکشماین(kishmāīn)と記され、これに基づいて日本語文献ではキシュマインとも表記されるが、『世界征服者史』の英訳を行ったボイル教授はこれをkesmesと読んでいる。『元史』をはじめとする漢文史料には全く記録がなく、20世紀に入って編纂された『新元史』や『蒙兀児史記』はkishmāīnを音訳した怯石邁因と表記する。