2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の後、全米で最多のラジオ局を所有するクリア・チャンネル・コミュニケーションズ社(現社)は、事件の直後にオンエアするには「歌詞的に問題がある」と番組ディレクターが感じた曲のリストを含む内部メモを回覧した。 事件の直後、多くのテレビ局とラジオ局は事件に応えて通常番組を変更した。そして、クリア・チャンネル社とその傘下の局が「問題がある」と判断した歌詞を含む曲のリストを定めた、という噂が広まった。そのリストはオンエアしないように要求するものではなく、むしろ「オンエアしたくないと思われる曲」の提案だった。リストはアイハートメディア社の傘下ではない独立系ニュースレターのHits Daily Doubleによって公にされた。スノープスはこの件の調査を行い、リストはラジオ局への提案として実在するものであるが、問題の曲を全面禁止にしたものではないと結論付けた 。発表された当時、まとめられたリストはメディアの注目の的となった。